イークラウドは大和証券グループと連携して事業運営している株式投資型クラウドファンディング
イークラウドは、日本の証券会社の中で売上高、時価総額が第2位の大和証券グループと連携して事業運営されているため、安心して利用することができるプラットフォームです。

サービス開始時期は2020年7月と新しいですが、2022年5月に同社のEXIT第一弾が早くも登場!
投資期間:約9か月、リターンは2.69倍!
なお、この記事を書いているカブスルはIPO関連のWebメディアも運営しておりますので、大和証券グループとIPOの関係についても説明していきます。
目次
運営主要メンバーがベンチャーキャピタル経験者
イークラウドは、ベンチャーキャピタル(VC)での投資経験者や、急成長してきたベンチャー企業で活躍してきたメンバーで構成されています。
代表取締役の波多江 直彦さんはサイバーエージェント・ベンチャーズで投資事業に従事されるなど、VCでの投資経験が豊富です。
その他の主要メンバーも大和証券やみずほ証券出身者が在籍しており、プロジェクトの審査においても信頼性が高いプラットフォームと言えます。
ベンチャーキャピタル(VC)は、スタートアップ企業(ベンチャー企業)に出資してEXITを目指す事業会社です。
VCは企業に出資と上場へのアドバイスを行う立場でもあり、その専門家がメンバーに在籍しているのは大きな強みです。
なお、新規上場(IPO)を行うスタートアップ企業やベンチャー企業にはVCが入っていることが多く、VCの目線で選ばれる事業者は、EXITへの期待も高くなります。
投資家・起業家両方の目線で、元ベンチャーキャピタリストが中心となって議論しながら資本政策をチェック。また、現場ヒアリング調査などで一次情報も泥臭く収集されているようです。
約9か月で2.69倍のリターンとなるEXITが発生!
イークラウドで募集していたNext Paradigmが、投資から約9ヶ月で2.7倍のリターンとなるM&A(EXIT)が発生しました!
対象企業はWebサイトにもプレスリリースにも公表されていませんが、上場企業であるセレスの2022年12月期 第1四半期報告書に、Next Paradigmの全株式を取得し子会社化したとの記載があります。
サービス開始時期が2020年7月と新しくまだ11社しか取り扱っていない中で、1社のM&Aが成立!
これまで、業界大手のFUNDINNOでしかECFのEXIT例がなかったので、ECF界にとって大きな成功例となりそうです。
大きなリターンを得るEXIT例が増え、エンジェル投資家が増え、ECF界が盛り上がり、資金調達に困っているスタートアップ企業に資金が回るようになって欲しいですね。
EXITが成立したことについて、追加でメールインタビューしました。
プロジェクトは10万円から投資可能!
イークラウドの多くのプロジェクトでは、10万円から投資が可能です。※案件によっては10万円以下
株式投資型クラウドファンディングをサービス展開している企業としては後発組ながら、これまでのプロジェクト案件の全てが成立。(2022年9月16日時点)
平均調達金額でも全事業者の中で最も高い数字が出せています。(2021年12月時点)
同業他社をみると残念ながら不成立となるプロジェクトもあり、推測ですがイークラウドはプロジェクト案件をかなり厳選しているんじゃないでしょうか。
大和証券グループとの連携
株式投資型クラウドファンディングで取り上げられる問題のひとつに、大多数の投資家が集まることにより株主に好ましくない方が株主に入ってしまうのでは?というリスクがあります。(反社の方など)
上場企業が提供している属性に関するデータベースでの確認に加え、大和証券グループの専用データベースを活用しチェックを行うことで、そういったリスクを徹底的に下げています。
プロジェクトの新規上場に有利!?
大和証券グループとの連携による運営や、主要メンバーが証券会社出身者ということから証券部門には太いパイプがあると思われます。
今後、募集されたプロジェクトが成功した場合は、大和証券グループが主幹事となり、IPOでのEXITが達成されることが大いに期待できます。
大和証券はIPOを取り仕切る「主幹事」になる機会が多い証券会社です。
イークラウドで取り扱う事業者がIPO(EXIT)を行う場合、大和証券が主幹事を務める可能性が高いです。
主幹事になると上場に関する株式の割当も多くなり、手数料収入が大きくなります。
大和証券グループがイークラウドと連携するメリットにもなりそうです。
イークラウドのまとめと投資家登録
イークラウドの特徴をまとめると次の通りに。
- EXITは早くも1件誕生!約9か月間で2.7倍に
- 大和証券グループと連携して事業運営
- 運営主要メンバーがベンチャーキャピタル経験者
- プロジェクトはすべて成立(2022年9月16日時点)
- プロジェクトの取扱数が少ない
一言でいえば、今後に大いに期待したい事業者です。
取扱件数が増え、EXIT実績が増えることで、魅力も増していくでしょう。
メールインタビューしました
2022年1月に、イークラウドの代表取締役である波多江様にメールインタビューをさせて頂きました。
(2022年5月にM&Aが1件成立したので、追加アンケートを実施)
- 【追加質問】M&A成立について
- 株式投資型クラウドファンディングについて
- ECF参入としては後発組になることについて
- プロジェクトについて
なかなか聞けない内容なども質問しておりますので、是非 ご覧ください。
もし、お聞きしたいことがあれば、第二回も開催したいなと思っています。
カブクモ運営者の投資実績
カブクモ運営者は、実際にイークラウドにて株式投資型クラウドファンディングへの投資を行っています。
投資月 | プロジェクト名 | 投資額 | 利益 (税引前) |
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2022年 6月 |
音声コミュニケーションSaaSでハイブリッドワーク時代のニューノーマルを創る「ラウンズ」 | 8.7万円 | 投資中 |
イークラウドが取り扱うプロジェクトは、ワクワクするような案件が多いので、期待しています。