イークラウドは大和証券グループ系の支援を受ける株式投資型クラウドファンディング
イークラウドは、スタートアップと個人投資家を結ぶ投資プラットフォームです。
株式投資型クラウドファンディング「イークラウド」では、インターネットを通じて非上場のスタートアップ企業へ投資できます。
また、近い将来のIPOを目指す成長企業を対象とした「イークラウドNEXT」も展開しており、創業期からIPO前までのスタートアップ投資機会を広げています。
イークラウドは、大和証券グループのフィンテック領域における戦略的子会社から出資を受けてサービスを運営しています。
2022年には、イークラウドを通じて資金調達した企業がM&AによりEXIT。
投資から約9か月で2.69倍のリターンが発生した実績があります。
目次
イークラウドの特徴
イークラウドの特徴をまとめると、下記の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス | 株式投資型クラウドファンディング、イークラウドNEXT |
| 運営会社 | イークラウド株式会社 |
| 代表 | 代表取締役 波多江 直彦 氏 |
| 設立 | 2018年7月 |
| 特徴 | VC経験者を中心に、スタートアップ投資の目線で案件を厳選 |
| EXIT実績 | M&AによるEXIT実績あり |
| 投資対象 | 非上場のスタートアップ企業 |
株式投資型クラウドファンディングは、投資した企業がIPOやM&Aに至るまで数年から10年程度かかることもある投資です。
すぐに売買して利益を狙う投資ではなく、企業の成長を見守りながらEXITを待つ投資になります。
イークラウドでは、投資後にIR情報が配信されるほか、案件によっては投資家優待が用意されることもあります。
運営メンバーはVC・証券・金融出身者が中心
イークラウドは、ベンチャーキャピタル(VC)での投資経験者や、証券・金融領域の経験者が運営に関わっている点が特徴です。
代表取締役の波多江 直彦氏は、サイバーエージェントグループやベンチャーキャピタルでの経験を経て、イークラウドを創業しています。
ベンチャーキャピタル(VC)は、未上場のスタートアップ企業に投資し、IPOやM&AなどのEXITを目指す投資会社です。
VC経験者が案件を見ることで、事業性だけでなく、資本政策や将来のEXIT可能性も踏まえた審査が期待できます。
2026年には新経営体制への移行も発表されており、証券・銀行出身者が取締役や執行役員に加わっています。
スタートアップ投資は案件の見極めが難しいため、運営側に投資・証券・金融の知見がある点は、投資家にとって確認しておきたいポイントです。
M&AによるEXIT実績あり
イークラウドでは、2022年にM&AによるEXIT実績が発生しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EXIT方法 | M&A |
| リターン | 2.69倍 |
| 投資期間 | 約9か月 |
| 備考 | イークラウド初のM&A事例 |
投資から約9か月で2.69倍という結果は、株式投資型クラウドファンディングの成功事例として大きな実績です。
一方で、すべての案件がこのような短期間でEXITするわけではありません。
通常は数年から10年程度の時間がかかることも多く、EXITに至らない可能性もあります。
EXIT実績があることは評価できますが、株式投資型クラウドファンディングはハイリスク投資です。投資先が成長できなければ、元本割れや投資資金を失う可能性もあります。
イークラウドNEXTも展開
イークラウドは、株式投資型クラウドファンディングに加えて、会員限定の個別銘柄ファンド「イークラウドNEXT」も展開しています。
イークラウドNEXTは、近い将来のIPOを目指す成長企業を対象としたサービスです。
通常の株式投資型クラウドファンディングよりも、成長ステージが進んだ企業への投資機会を提供する位置づけと考えられます。
- 株式投資型クラウドファンディング:比較的早い段階のスタートアップに投資
- イークラウドNEXT:IPOを目指す成長企業への投資機会を提供
2025年には法人投資家の登録受付も開始しており、個人だけでなく法人にも投資機会を広げています。
投資金額と投資前に確認したいこと
イークラウドの案件は、プロジェクトごとに投資金額が異なります。
- 最低投資金額
- 募集上限額
- エンジェル税制の対象かどうか
- 投資家優待の有無
- EXITまでの想定期間とリスク
2025年の制度改正により、株式投資型クラウドファンディングの投資上限は、従来の一律50万円という説明ではなくなっています。
案件によって投資できる上限額が異なるため、申込み前に各プロジェクトの契約締結前交付書面や募集ページを確認しましょう。
大和証券グループとの関係
イークラウドは、大和証券グループのフィンテック領域における戦略的子会社から出資を受けてサービスを運営しています。
そのため、証券会社グループの知見やネットワークを活かしながら、スタートアップの資金調達と個人投資家の投資機会を広げている点が特徴です。
ただし、「大和証券グループと関係がある=投資先が必ずIPOしやすい」という意味ではありません。
IPOの実現には、投資先企業の成長性、業績、内部管理体制、市場環境など多くの条件が必要です。大和証券グループとの関係は安心材料のひとつではありますが、投資判断では個別案件の内容を重視しましょう。
イークラウドのまとめと投資家登録
イークラウドの特徴をまとめると次の通りです。
- M&AによるEXIT実績あり
- 大和証券グループのフィンテック領域における戦略的子会社から出資を受けている
- VC・証券・金融出身者が運営に関わる
- 通常のECFに加え、イークラウドNEXTも展開
- 案件数は多くないため、投資機会は限られる
イークラウドは、実績・運営体制・大和証券グループとの関係という点で、株式投資型クラウドファンディングの中でも注目しやすいプラットフォームです。
一方で、スタートアップ投資は失敗リスクも高いため、投資する場合は複数案件に分散し、投資額を抑えながら参加するのが無難です。
メールインタビューしました
2022年1月に、イークラウドの代表取締役である波多江様にメールインタビューをさせて頂きました。
2022年5月にM&Aが1件成立したため、追加アンケートも実施しています。
- M&A成立について
- 株式投資型クラウドファンディングについて
- ECF参入としては後発組になることについて
- プロジェクトについて