株式投資型クラウドファンディングのプラットフォーム比較

株式投資型クラウドファンディング(ECF)のプラットフォーム比較です。

プラットフォームに投資家登録することで、未上場企業やスタートアップ企業への投資機会を得られます。

投資家登録や口座開設は無料のサービスが中心です。
また、上場株の証券口座のように事前入金しておく形式ではなく、案件に申込み、投資が成立した後に指定期日まで入金する流れが一般的です。

最低投資金額や入金期日、キャンセル期間、エンジェル税制の対象可否は、案件ごとに異なる場合があります。申込み前に各案件ページの契約締結前交付書面やリスク情報を確認しましょう。

主要プラットフォームの比較

株式投資型クラウドファンディングは、各プラットフォームで取り扱う案件が異なります。

案件数が多いサービス、少数精鋭で掲載するサービス、セカンダリーマーケットを用意しているサービスなど、特徴が分かれています。

2026.6.11時点
プラットフォーム 投資金額の目安 主な特徴
FUNDINNO 約10万円~ 日本初の株式投資型クラウドファンディング。案件数・投資回収事例が多く、FUNDINNO MARKETにより未上場株式の売買機会も用意
イークラウド 約10万円~ 大和証券グループのフィンテック領域における戦略的子会社から出資を受けて運営。ベンチャー投資経験者が資金調達を支援
Unicorn 5万円前後~ 比較的少額から投資しやすい案件あり。投資家登録は無料で、案件申込みには事前登録が必要
CF Angels 10万円前後~ CFスタートアップスが運営。スタートアップとエンジェル投資家をつなぐサービスで、NPTのTOKYO PRO Market上場実績あり

株式投資型クラウドファンディングは、毎月たくさんの案件が出るタイプの投資ではありません。
気になる案件を逃さないためには、複数のプラットフォームに投資家登録しておくと投資機会を増やせます。

  • 案件数や投資回収事例を重視するなら、FUNDINNO
  • 大和証券グループとの関係や厳選案件を重視するなら、イークラウド
  • 少額からの参加しやすさを重視するなら、Unicorn
  • CF Angelsは、TOKYO PRO Market上場事例が出た点に注目

FUNDINNO(ファンディーノ)

プラットフォーム 投資金額の目安 運営会社
FUNDINNO 約10万円~ 株式会社FUNDINNO
東証グロース市場:462A

FUNDINNOは、日本初の株式投資型クラウドファンディングサービスです。

約10万円からIPOやM&Aを目指すベンチャー企業に投資できるサービスで、国内ECFシェアNo.1を掲げています。

  • 投資回収事例が多い
  • FUNDINNO MARKETにより、未上場株式の売買機会がある
  • FUNDINNO PLUS+など、特定投資家向けの大型資金調達サービスも展開
  • 運営会社の株式会社FUNDINNOは東証グロース市場に上場

投資回収事例として、ハーバルアイ、nommoc、琉球アスティーダスポーツクラブ、Innovation Farm、NPT、Trimなどが公表されています。

ECFの代表的なプラットフォームとして、まず確認しておきたいサービスです。

イークラウド

プラットフォーム 投資金額の目安 運営会社
イークラウド 約10万円~ イークラウド株式会社

イークラウドは、プロが厳選したベンチャー企業に投資できる株式投資型クラウドファンディングです。

大和証券グループのフィンテック領域における戦略的子会社から出資を受けて運営しており、ベンチャー投資経験のあるメンバーが資金調達を支援しています。

  • 大和証券グループとの関係あり
  • ベンチャー投資経験者が案件を支援
  • M&Aによる投資回収事例あり
  • 案件数は多くないため、投資機会は限定的

イークラウドは、スタートアップの資金調達支援に加えて、会員限定ファンドの「イークラウドNEXT」も展開しています。

案件数よりも、運営体制や掲載案件の厳選度を重視したい方に向いています。

イークラウド
イークラウド

Unicorn(ユニコーン)

プラットフォーム 投資金額の目安 運営会社
Unicorn 5万円前後~ 株式会社ユニコーン

Unicornは、未上場のベンチャー企業に少額から投資できる株式投資型クラウドファンディングです。

案件への申込みには事前の会員登録が必要で、会員登録完了まで数日かかる場合があります。

  • 5万円前後から参加できる案件がある
  • 会員登録は無料
  • 案件ごとにエンジェル税制の対象可否を確認できる
  • 案件数やEXIT実績は、FUNDINNOなどと比べて確認が必要

まずは少額で株式投資型クラウドファンディングを体験したい方にとって、選択肢のひとつになります。

ただし、少額で投資できることと、リスクが小さいことは別です。未上場株式のため、元本割れや換金できないリスクがあります。

ユニコーン
ユニコーン

CF Angels

プラットフォーム 投資金額の目安 運営会社
CF Angels 10万円前後~ 株式会社CFスタートアップス

CF Angelsは、スタートアップを始めとする未上場会社とエンジェル投資家をつなぐ、株式投資型クラウドファンディングサービスです。

ファイナンスのプロによる審査を通過した非上場企業に投資できます。

  • 株式会社NPTがTOKYO PRO Marketへ上場
  • M&AサポートやIPO支援など、周辺支援も展開
  • 投資家登録は無料
  • 案件数は多くないため、掲載タイミングを確認

CF Angelsでは、2024年に募集を行った株式会社NPTが2025年1月にTOKYO PRO Marketへ上場しました。

株式投資型クラウドファンディングのEXIT事例として注目される実績です。

投資家登録の流れ

プラットフォームごとに取り扱うプロジェクトが違います。

人気のプロジェクトは、公開から短時間で募集の上限金額に到達し終了することもあるため、気になるサービスは事前に登録しておくと申込みやすくなります。

FUNDINNOの投資家登録の流れ
※画像はFUNDINNOの登録の流れ

各サービスにより登録の流れは若干異なりますが、用意しておくものはおおむね共通しています。

  • 本人確認書類
  • マイナンバー確認書類
  • メールアドレス
  • 銀行口座
  • 投資経験や金融資産などの入力情報

本人確認の審査に時間がかかる場合もあるため、募集開始後に慌てて登録するより、事前に登録しておく方がスムーズです。

どのプラットフォームに登録する?

株式投資型クラウドファンディングは、プラットフォームごとに案件の傾向が異なります。

どれか一社だけを選ぶというより、複数登録して案件を見比べるのが現実的です。

重視するポイント 候補
投資回収事例を重視 FUNDINNO
運営体制や厳選案件を重視 イークラウド
少額から参加しやすい案件を探したい Unicorn
TOKYO PRO Market上場事例に注目 CF Angels

どのサービスを使う場合でも、未上場株式はハイリスクです。
IPOやM&Aで大きなリターンを得られる可能性がある一方、倒産・解散・長期間売れないリスクがあります。

投資する場合は、1案件に資金を集中させず、失っても生活に影響がない範囲で検討しましょう。投資判断では、事業内容、資金使途、財務状況、株価算定、既存株主、エンジェル税制の対象可否を確認することが大切です。