キカクニカの株式投資型クラウドファンディングの評価

自宅で簡単、安価に酵素ドリンクを作ることができる、独自開発の粉末「おうちこうそ」。

インフルエンサーを活用した、SNS時代の新たな健康食品ブランドのプロジェクト。

ユーザーがお好みのフルーツで、酵素ドリンクを作れるよう工夫を施した「おうちこうそ」は、粉末とレシピ本、専用発酵瓶をパッケージ化したもので、販売開始からInstagramなどの口コミで品薄状態となる話題に。インスタのフォロワー数は6000名以上を獲得。

今後は、顧客のリピート率向上とキャッシュフローの安定化を目的に、フルーツとセットにしたサブスクリプションモデルを計画しています。

株式会社キカクニカの最大の差別化ポイントは、酵素ドリンク用粉末を独自に開発している点です。

酵素粉末には、天然のオリゴ糖やミネラルが豊富に含まれている北海道産てんさい糖、生菌の米こうじ粉末、生菌乳酸菌、さらに75種類の食物酵素がそれぞれ配合されているそうです。

すでにあるものをマーケティングやコンサルで販売促進するだけの事業ではなく、独自の商品開発力を持っている点は評価ができます。

競合他社は、酵素ドリンクの分野ではビーボのベルタ酵素ドリンクなど、また酵素ドリンクに代わるものとして、コンビニで売られているグリーンスムージーなども競合とすると大手食品メーカーも含めライバルは多そうです。

独自開発商品で、健康食品市場は拡大している点、テレビやカタログで新規顧客獲得をしていた頃の健康食品通販のビジネスモデルとは異なり、SNS時代とも言える現代の流れに乗った健康食品販売を実践している点など、ビジネスとして評価できるポイントは多くあります。

比較的小さいビジネスを堅実に行っている印象があり、大きすぎる目標を立てておらず、バイアウトを目標にしている点にも説得力があります。

コンビニの会社と手を組む可能性もあり、EXITが期待できるかもしれません。

評価は2つ星です。

イメージとして、青汁王子を思い出しました。

説明ページをみてもブランディング力が高そうで、目標金額の500万円はすぐ集まりそうですね。

社長は広告・デザイン・印刷を行う株式会社ダイケンにて営業部長・福岡所長を兼務を兼務されているようで、商品の見せ方が上手なんでしょうね。

クラファンにて資金を集めたいというよりは、認知度を高めるのが目的のように思われます。

広告・デザイン会社が健康食品分野に進出してIPOするパターンもたまに見かけますので、事業が好調であれば、IPOもありえるのかなと思います。（2020年9月に上場したI-neなど）

ちなみに、個人的にはインフルエンサーのフォロワー数などは一切、考慮しません。

集めるだけならいまどき、いくらでも方法がありますので。