ミートナチュールの株式投資型クラウドファンディングの評価

特許技術製法により賞味期限を生肉の約5倍、脂質最大約70%OFF、カロリー最大約45%OFFを実現した「プリッとミート」のプロジェクト。

低温加熱肉「プリッとミート」は、旨味が凝縮され、プリッと柔らかく、ヘルシーで栄養価も高い調理用の食肉。
関係会社にて特許取得した製法により、国産肉を安心安全に熟成させし提供することを可能に。

一度肉の中心まで熱を通しているので、厚切り肉でも生焼けによる食中毒の心配がなく、調理時間も短縮できるメリットも。
また消味期限も約4℃で約20日と通常の生肉より約5倍保存が効くようにすることで、食品ロス削減にも繋がる面もあり。

現在日本では、食肉消費量の約35～65％を輸入肉が占めているそうです。
国産肉を使った無添加製法の「プリッとミート」が輸入肉に代わり普及すれば、日本の食肉自給率の底上げに貢献できます。

エイジングビーフ、熟成肉の加工技術を使うことで、賞味期限を延ばし、それが食品ロスの削減にも繋がるという社会性のあるプロジェクトだと感じました。

「プリッとミート」を食べたことが無いので、味や食感に関しては何とも言えないですが、価格がこなれてくれば業務用や海外へ普及する可能性はあると思います。

現在の価格（北海道産 十勝若牛切り落とし 150ｇ×2パック\2,180）100gあたり約727円は、家庭用に普及するには高いと思います。

同業他社は熟成肉を加工するメーカーくらいで、大手食品メーカーなどは参入していない分野です。

問題点は、熟成肉の法的な規定が日本にはまだ無い事です。法律整備により今の商品をそのまま売れなくなるリスクはあるような気がします。 しかし鹿児島県からの支援も受けているそうで、期待されるプロジェクトだと思います。

EXITに関しては、IPOより食品や食肉メーカーからのM＆Aが現実的かも知れませんが、期待できるプロジェクトだと感じました。

評価は星2つです。

個人的に一度食べてみたいと思わせてくれるプロジェクト内容で、株式投資型クラウドファンディングらしい面白い案件だと思います。